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FIRE(Financial Independence, Retire Early)を達成すると、働かずとも生活できる状態に到達します。
しかし、FIRE後も資産運用を継続することは、多くのメリットをもたらします。
本記事では、FIRE後に投資を継続するべき理由と、その具体的な運用戦略について詳しく解説します。
FIRE後の生活が長期にわたる場合、インフレリスクを無視することはできません。
物価が上昇すれば、現金の価値は相対的に下がり、実質的な購買力が減少します。
年数 | インフレ率2% | インフレ率3% | インフレ率4% |
---|---|---|---|
10年 | 約82% | 約74% | 約67% |
20年 | 約67% | 約55% | 約45% |
30年 | 約55% | 約41% | 約31% |
このように、インフレは資産の価値を確実に削ります。
FIRE後も投資を継続することで、この目減りをカバーすることができます。
資産運用の継続は、資産の寿命を延ばし、より長く安定した生活を可能にします。
以下のような比較を見てみましょう。
年数 | 投資継続(3%運用) | 投資停止(現金のみ) |
---|---|---|
初期 | 1億円 | 1億円 |
10年 | 約1.34億円 | 約7,000万円 |
20年 | 約1.79億円 | 約4,000万円 |
30年 | 約2.39億円 | 約1,000万円以下 |
このように、運用を続けることで、資産を減らすことなく生活費をまかなうことが可能になります。
FIRE後も、医療費や家の修繕、介護費など、予測できない出費は起こり得ます。
投資によって得られるリターンは、これら不測の事態に対するクッションとして機能します。
FIRE後の投資は、現役時代よりもリスクを抑えることが重要です。
以下のような「ディフェンシブ」なポートフォリオが推奨されます。
資産クラス | 割合 | 備考 |
---|---|---|
株式 | 40% | インデックス中心で分散 |
債券 | 30% | 国内外の安定資産を組入れ |
REIT | 10% | 安定的なインカム収入源 |
現金 | 20% | 緊急時や生活費として確保 |
リスク資産と安全資産のバランスを保ちつつ、着実に運用益を得ることを目指します。
生活費の一部を賄うために、配当収入のある株式やREITを活用するのも有効です。
これらを組み合わせて、定期的なキャッシュフローを確保しましょう。
資産運用を自動化したい場合は、ロボアドバイザーの利用も有効です。
定期的なリバランスやリスク管理を代行してくれるため、手間がかかりません。
FIRE後の投資により、配当や売却益が発生すれば、当然ながら課税対象になります。
そのため、下記の点には注意しましょう。
ポートフォリオは時間の経過とともに偏りが生まれます。
定期的なリバランスを行い、リスクの偏りを修正することが重要です。
現金や預金のみで生活をすると、資産の減少スピードが速まります。
特に長寿化が進む中、老後30年、40年の生活に現金のみで対応するのは非常に難しいです。
資産が減っていく様子を見ることは、精神的な不安をもたらします。
投資によって資産が「育つ」ことで、心理的な安心感を得ることができます。
投資継続のメリット | 説明 |
---|---|
インフレ対策 | 資産価値の実質的な維持が可能 |
キャッシュフローの確保 | 配当や利息で生活費を補える |
資産寿命の延長 | 長寿化社会でも資産を長く保ちやすい |
精神的な安心感 | 減るだけの生活からの脱却 |
柔軟な生活設計 | 出費や計画変更にも対応しやすくなる |
FIREはゴールではなく、新たなスタートです。
経済的自立を維持するためには、FIRE後も賢く資産運用を続けることが重要です。
リスクを抑えた分散投資や、インカムゲイン重視の運用で、安定したFIREライフを実現しましょう。